ナックルを最初に投げたのは若林
1936年、プロ野球草創期に大阪タイガースの若林忠志はナックルを初めて投げた日本人。ハワイ出身の若林は肩を壊し13種類の変化球を投げたといわれる。指先を空手の特訓で鍛えたという。
前田幸長
揺れるというより落ちるナックル。どちらかというとシェンジアップ系。
クイックが早く、ナックルでも盗塁はされにくいピッチャー。
近鉄マットソンはチャーリーハフに教わり、メキシカンリーグで11勝を挙げて近鉄の入団テストを受けて日本にやって来た。この頃、広島にもナックルを投げるフェルナンデスがいた。
日本では、球速が遅く、メジャーに比べるとの日本のキャッチャーは肩が弱い為、走られやすい事や、手が小さく投げにくいなどの理由から現在ではほとんど投げる投手はいない。
但し、最近では、引退したヤクルトの五十嵐亮太、2019年まで在籍した、タイガースのジョンソン、現役選手ではオリックスのディクソンがナックルカーブを投げる。
人差し指を立てて、曲げるこの球は、120キロ~140キロの球速があり、ディクソンはこのボールを決め球としている。
奪三振率も9.59を記録し2020年は、オリックスの抑えを任されていた。