横山貴明が思わぬ形でプロ入り初勝利を飾った。
2014年8月30日 楽天対ソフトバンク戦での出来事。
7回の表の1対1の同点、2死2塁のピンチに、マウンドに上がると今宮健太に初球をセンター前に運ばれヒットを打たれると、2塁ランナーが生還し得点を与えた。しかし、2塁を欲張った打者走者の今宮がセカンドで憤死。1点を献上したがチェンジとなった。
横山はそのまま、7回で交代したが、直後に楽天打線が爆発。大量8得点を挙げた。
結局そのまま楽天が勝利し、横山に白星が付き、1球を投げただけで勝利が転がってきた。
1球勝利は過去多数あり37人目だが、プロ初登板の1球勝利は史上初。打者走者がヒットで出塁後にアウトになった為、この時点では通算被打率10割で勝利したことになり、極めて珍しい記録である。
ヒーローでないことを自覚している、初勝利の横山はベンチ裏に現れ
「勝ちが付いた事はうれしいけど、それ以上に恥ずかしい」と答えている。