このゲーム、先発の森下は硬さがあり、また、甲斐とのコンビネーションも良くありません。バッテリーミスとタイムリーを打たれ、早々と1点を献上してしまいました。国際試合では、先制点が大きな意味を持ちます。
暑い人工芝は打球が速い
しかし、2回に、甲斐のショートゴロかと思われた打球がセンターへ抜けてすぐさま、同点となりました。
そして3回は坂本の見事な走塁がありました。
セカンドランナーの坂本が、三塁に行くと見せかけて三塁手の送球を遅らせ、悪送球を誘うと、1,2塁オールセーフ。
次打者、鈴木誠也のセンターフライで坂本が3塁へ進むと1アウト1,3塁となりました。
坂本の走塁の技術
ここで浅村が緩い当たりのピッチャーゴロ。このケースでは3塁ランナーの坂本は、本塁へ走ってはいけないケースですが、誤ってホームへ走ってしまったのです。
しかし、坂本はこの時機転を利かせました、わざとランダンプレーに持ち込んで、自分が挟まれている時間を稼いで、後続のランナーを2,3塁に進めようと。
ところがこのピッチャーゴロを上手く処理できず、坂本が生還しました。自分のミスを最小限に済ませた坂本の見事なリカバリーのプレーでした。
豪快な一発
スッキリしない点の取り方ばかりでしたが、それを打ち消してくれたのが、山田哲人の見事なスリーランホームラン。甘い球を見逃さずにひと振りで決めました。
そして、またまた、坂本勇人。インコースの難しいボールをいとも簡単にレフトスタンド中段へ。
その後、リリーフの平良が四球を出し、ホームランを打たれて4点目を献上しましたが、前回のドミニカ戦に比べれば、快勝と言っていいでしょう。
積極的な仕掛け
このゲームは、盗塁を4つ仕掛けて全部成功。そのうち3個は初球から決めました。ドミニカもそうですが、メキシコのピッチャーもクイックで投げることが出来ません。前回のドミニカ戦の反省点を生かし、今回は積極的に盗塁を仕掛けました。
山田哲人、坂本勇人、村上崇隆選手が躍動しています。このまま好調を維持して欲しいです。
あとは鈴木誠也待ちですね。