最後のワインドアップ左腕能見篤史

プロ野球通算1500奪三振を達成

2021年5月8日オリックスの能見篤史選手が、プロ野球通算1500奪三振の記録を達成しました。

ZOZOマリンスタジアムの千葉ロッテ戦で9回、最後のバッター、レアードを得意のフォークで空振り三振を奪いNPB史上57人目の記録。

41歳11カ月での達成は、2007年、ロッテの小宮山悟に並ぶ最年長記録となり、また、投球回数は1726回3/2で、西口文也を抜いて歴代6位のスピード記録となりました。

阪神時代の2012年に最多奪三振に輝いた実績もありますが、いまだ、球威は衰えず、移籍したオリックスで固定できない抑えを任されて、見事、今季2個目のセーブを挙げました。

一昨年は、40代の投手としての年間最多登板記録も達成しています。

能見投手と言えば、阪神時代は大きく振りかぶってワインドアップで投げていました。

その昔「振りかぶって、第一球を・・・・」ラジオのアナウンサーのお決まりの文句でした。僕が子供の頃、ピッチャーは、振りかぶるのが当たり前でした。そして、何しろカッコよかった。

しかし、近年では、癖が出やすい、バランスが崩れてコントロールを乱しやすい、などの理由で近年は、ワインドアップで投げる投手は少なくなりました。

能見選手には、これからもワインドアップ投法で切れのある速球でバッターをねじ伏せて欲しい。

昔の各エース級のピッチャーはすべてワインドアップで投げていたのだ。

堀内恒夫、星野仙一、外木場、松岡、平松、山田久志、村田兆治など。

能見選手、是非、ワインドアップで投げてくれ、今の少年達に、カッコいい投球フォームをこれからも、ずっと見せて欲しい。

根尾昂がついに打った

3年目ドラゴンズの期待の星、根尾が覚醒しました。

3回の表の第二打席、満塁の場面で、カウント2-0から、投手大貫の142キロのツーシムを振り抜き右中間への125メートルの完璧のホームラン。

準地元、岐阜飛騨出身の根尾は少年時代から、スポーツ万能の天才少年と言われ、野球はもちろん、スキー競技でも全国大会で優勝。陸上競技100メートルでは5位入賞して、スーパー中学生として注目されました。

中日スポーツでも取り上げられていたほどです。ドラゴンズジュニアとしても活躍。

大阪桐蔭高校では、投手で150キロを超える速球を投げ、ショートも守り3番を打ち、2刀流で活躍し、春夏連覇を成し遂げたスーパースターでした。

4球団競合の末、抽選でドラゴンズに入団。

しかし、過去、2年間はプロの壁に当たり、ファームでも結果が出ませんでした。どうしてもプロのピッチャーが投げる球に差し込まれるのです。

高校時代から、対戦相手がこれだけの選手にまともに直球を投げてきません。どうしても変化球を中心にかわしてきます。そもそも、高校時代からストレートを打つ機会が少ないのです。

今年も、プロの投手が投げるストレートに差し込まれて凡打を重ねて、打率は1割の中盤。

しかし、近頃、チャンスで安打が出るようになりました。主注力に長ける部分をもっているのでしょうか?

そして、この打席は、上手くバットが振り抜け、弾丸ライナーとなって右中間スタンドに吸い込まてました。

実は、最近、4試合スタメンをはずれ、栗原バッティングコーチの指導の元、呼び込んでライト側へ引っ張り込む練習をして結果が出ました。

すべてのドラゴンズファンが、この瞬間を待っていました。しかも、試合を勝利に導く満塁ホームラン。

将来は、3番根尾昂、4番石川昴弥、の地元コンビでドームを熱くしてくれ、そして恐竜打線の復活、ドラゴンズ黄金時代を作って欲しい。

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