引退試合の最後の打者がホームラン

ベイスターズの村田修一が打ってしまった引退試合の涙のホームラン。

泣きながらベースを一周

広島市民球場で 広10 – 0 横 9回2アウト走者なしの場面。

1ストライク3ボールで佐々岡から村田選手が打った打球はホームラン。

普通であれば、喜んでダイヤモンドを廻るはずですが、村田選手は泣きながらベースを一周しました。
その後、佐々岡は次打席の選手を三振に打ちとりゲームセット。佐々岡が挨拶するために市民球場を一周してベンチに戻ろうとした際、
敗戦した横浜の選手たちが帰る中、村田は一人残って佐々岡さんの元に駆け寄ると再度、涙を流して謝罪。

佐々岡投手の引退試合

実は、この日の佐々岡投手の登板は、引退試合。通常であれば、最後のバッターは故意に凡打、三振に倒れるのがプロ野球の流れ、しかし村田選手はこの年、本塁打王のタイトルがかかっていました。

でも佐々岡選手は「気持よかった」と村田を激励。

村田選手はこのホームランがきっかけで本塁打王を争っていた選手と1本差で見事、本塁打王になりました。
村田選手は本塁打王は佐々岡さんの為、カープファンの為。と発言しました。

村田選手を恨むカープファンもいますが、私は彼がプロ野球界で最高のプロフェッショナルな男だと思います。

江川と掛布の怒りの敬遠

読売ジャイアンツ捕手の阿部慎之助の父親は掛布の習志野高時代の同級生で、同じく野球部に所属していた。高校時代は阿部の父親が4番を打っており、掛布は3番打者だった。今でも阿部の父親とは深い親交があり、阿部が子どもの頃から掛布に憧れていたのはこの縁に由来する。

千葉育ちもあってか、千葉出身の長嶋茂雄のことを敬愛している。デビューした年の5月21日の巨人戦でプロ入り初安打を記録したとき、掛布は三塁を狙ったが長嶋にタッチアウトされた。しかし、「憧れの長嶋」にタッチされたことがうれしくてたまらなかったという。

ある時、スランプに陥っていた掛布は長嶋に電話でアドバイスを求めた。するとミスター曰く「そこにバットある?あったら振ってみて」。首をかしげながら掛布は素振りの音を電話越しにミスターに聞かせた。音を聞いたミスターは「雑念を取り払え、無心で振れ!」と言う。今度は無心でバットを振り、音を聞かせる。すると「そうだ、いまのスイングだ。忘れるな!」と言い、電話は終わった。その後掛布はスランプを脱したという。

プロ入り後、江川は掛布に対する初球は必ずカーブを投げた。しかし、掛布はそれを見送り、ストレートを待って勝負したという。また、掛布によると一度江川が自分を敬遠したときにはその球が異常に早く、「本当は勝負したい」という意思を感じたという。

82年9月甲子園、1点のビハインド、2アウト走者2塁、藤田監督から 敬遠を命じられた江川は立ち上がった捕手のミットめがけて、快速球を投げた。掛布・江川が今語る、まるで怒りを吐き出すようなその敬遠快速球に込められていた。

名スカウト片岡宏雄

ヤクルトスワローズの編成部調査役。

引退後、ドラフト会議を題材にしたコラムを産経新聞に掲載したのが評判を呼び、その後ヤクルトスワローズのスカウトとなる。

古田敦也、土橋勝正、高津臣吾を発掘し、日本一の球団となる。特に、古田のドラフト指名の裏話、尾花高夫に会いに行く時に高野山の麓の山の上ある実家まで出かけて、交わした言葉のやりとり

新日鉄堺の監督が「練習が好きすぎて困っとるんや」という、エピソード。

度会博文は草野球をプレーしていた時ににつけてドラフトで取った、地味な選手が出てくる。しかし、良かったのは、ヤクルトいう球団の体質、ほのぼのした球団の環境。、また、

関根、若松監督といったほのぼのとした監督のしたでプレーした事。やはり、球団を強くするには、球団の環境、入団した選手は育てる環境、コーチ、監督が大事だということがわかる本です。

球が指先にひかからないピッチャーはあ駄目。ピッという音がする。

肘が柔らかく指先の使い方で見抜く。

バッターは球のつきで見抜く。いろんな球を投げるピッチャーのタイミングを上手くとっていく事。

息をはずませながらやってきて、「尾花、俺はどうしても君が欲しいんだ」

意外にも、著者が入団したのは中日ドラゴンズだったのには驚きです。

夢の実現三浦番長とバッテリー

三浦番長と黒羽根のウソの様なホントの話し

99年に当時小学校5年生だった黒羽根少年は、上大岡駅前で行われたトークショウで花束を渡した。その際に「将来バテリーを一緒に組もう」と約束。

それから、月日が流れて2005年の高校生ドラフト3位でベイスターズに入団。

しかし、打撃に課題があり、黒羽根はベイスターズの正捕手、細山田、鶴岡の両正捕手の厚い壁に阻まれ、なかなか一軍に定着出来なかった。

 そして、2011年8月14日、ついに三浦投手とのバッテリーが実現。あれから、12年の月日を経て夢が現実となった。
しかも、この試合、あわや、完全試合かと思われるほどの好投で7回2/3を2安打無失点で通算140勝を挙げた。

こんな、夢の様な事が現実にあるなんて、野球とは、なんてドラマチックなストーリーなんだろう。

三浦のコメント

良いリードで引っ張ってくれて、感慨深い試合でしたね。何回も助けてくれたし、自信を持ってサインを出してくれたんで、自信を持って投げることができました。

黒羽根捕手へのインタビュー

「夢がかなって、勝って、最高です。(三浦投手は)いい球をどんどん選択してくれたし、相手もどんなリードするか分からなかったのも良かった」

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