この試合、ルーキー村山実は絶好調で、初回、3回と三者三振。4回まで無走者。
味方が2点を獲った次の5回、先頭の長嶋が初出塁、1死2塁で広岡達朗のサードゴロを三宅秀史が1塁へ高投。ボールが転々としている間に長嶋がホームイン。
続く宮本敏男の投手ゴロを村山が一塁へ悪送球。広岡が同点のホームを踏んだ。
しかし、6回裏にエラーをした三宅がミスを挽回するホームランを放ち3-2とリード。
その後、わずか1四球で無安打を継続。
最後の打者、長嶋茂雄に対し、ツースリーから外角いっぱいに決めて三振。
見事、ノーヒットツーランを達成した。
セリーグ初の毎回奪三振14個のおまけ付きだった。
参考文献 プロ野球B級ニュース 日刊スポーツ出版社