江川の高校時代 夏の甲子園伝説②

最後の夏 栃木県大会

最後の夏の県大会は、江川見たさに球場は県予選にかかわらず超満員となった。

2回戦3回戦と連続ノーヒットノーラン。4回戦も1安打完封。準決勝の小山高校選は100人の徹夜組が出た。そしてこの試合も1安打完封。

決勝の宇都宮東戦でもノーヒットノーランと力でねじ伏せた。

県予選大会を被安打わずか2

結局、県予選試合で3試合ノーヒットノーラン。そして1点も取られていない。しかも、わずか2安打しか打たれていない。

防御率0.00 奪三振率14.0 練習試合を含め140イニング無失点という、天下無敵の状況で甲子園に乗り込んだ。

この被安打2で甲子園出場は高校野球史上未だに敗れていない前人未踏の記録である。

栃木県高校野球予選試合で13試合登板しているがノーヒットノーランを7回(うち完全試合1回)記録している。

そして最後の夏の甲子園

1回戦の柳川商業戦は関西電力が大手企業に対してエスカレーターと冷房のストップを要請する事態となった。

柳川商業は江川に対して、バントの構えからヒッティングに出るプッシュ打法に出て観衆を驚かせた。しかし江川は5回までの15人に対して10三振を奪った。柳川商業は守備の面でも打てない作新学院に対してセンターがセカンドベース付近に陣取る5人内野シフトで得点を許さなかった。

江川は延長15回を投げ23奪三振を奪い2対1で勝利した。

2回戦では篠塚和典が在籍する銚子商業と対戦。

0対0のまま延長戦に入り、試合途中から雨が降り出し、12回裏の攻撃が始まる頃にはバケツをひっくり返すような土砂降りとなった。濡れたボールで制球を乱した江川は12回裏1死満塁のピンチを迎えると、カウント2ストライク3ボールから内野手を集め、

「次のボールは力いっぱいのボールを投げたい」と告げた。

ナインからは「ここまで来たのはお前のおかげなんだから、気のすむように投げればいい」と言われ心の靄が取れ「このチームにいて本当に良かった」と語っている。

直後に江川が投じた169球球目は高めにはずれてボールになり、押し出しでサヨナラ負けとなった。

高校時代の公式戦はノーヒットノーラン9回、完全試合2回、36イニング無失点、予選試合被安打2で甲子園出場、一大会60奪三振、8者連続三振、奪三振率14.0と信じられないような数字が並ぶ。

高校時代が一番速かった

まさに怪物という名にふさわしい。

球の速さで言えば、甲子園になんとか出ようと思って一生懸命に投げていた高校1年の秋から2年の夏くらい迄が一番速かったと語る。

参考文献

Wikipedia たがが江川されど江川

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