現在、2021年5月の時点で首位打者は、オリックス・バッファローズの吉田正尚。
フルスイングが持ち味の選手ですが、驚くことに三振が極端に少ない。両リーグでただ一人、一桁のわずか7個。最も多い選手は、千葉マーリンズのマーティンの52個で、吉田選手の約7.5倍。
ちなみに、セリーグの三振の最小は阪神タイガースの近本光司で19個。
そして、意外にもドラゴンズの強打者ビシエドも、吉田同様のタイプで、三振が22個。
外国人でしかも、長距離打者にしては極端に少ない数字と言えます。
落ちる球全盛の現代野球で、吉田正尚の三振の少なさは、驚異的だ。
とにかくバットに当てる技術は並大抵ではない。難しいい球は、ファウルでカットし、甘い球を一振りで決める。しかも、単打ではなく、長打にする、長打率は.577で相手投手にとって厄介な打者だ。
昨年も120試合出場してわずか29個という考えられない数字だ。
しかし、過去のプロ野球の記録は、巨人の川上哲治、大映の酒沢政夫。この2人は、1951年に、100試合出場で年間の三振が6個と今では考えられない記録。
更に、メジャーリーグでは、もっと凄い記録を残した選手がいる。
ジョー・シーウエルが1932年に125試合出場して576打席で、
なんと!わずか3個。
ヤンキースの黄金期のベーブルース、ルーゲーリックと同時期に活躍した選手だ。ちなみにこの年、打率.272を残している。
下手すると、1試合で3三振を喫するバッターもいるのに…。
いやはや、もはやアンタッチャブル。
そんな、吉田正尚選手は、昨年から、プロ野球公式戦でホームランを1本打つごとに10万円を「国境なき子どもたち」に寄付しています。カンボジア、フィリピン、バングラデシュなどの開発途上国で貧困に苦しむ子どもたちを支援しているのです。
こんな素晴らしいい選手、吉田正尚をみんなで応援しよう。