景浦将の伝説の東京湾本塁打

広い甲子園、当時は今よりも両翼が18.28mも深く、昭和9年にベーブルースを中心とした全米オールスターチームが来た時もホームランが一本も出なかったが、景浦将は楽々とスタンドに打球を放り込んだ。重戦車のような体でスイングすると10本のうち4本は甲子園のスタンドに届いた。

坪内道則は、ホームランを狙った打球は、タバコが一服できるくらい高く上がり加速度がついて落ちてくる。弾丸ライナーになった時は怖くて手が出ない。

昭和11年12月。洲崎球場で巨人―阪神の優勝決定戦が行われた。

この洲崎球場は東京湾に面しており、第三戦の4回に景浦は沢村から、東京湾に入るとまでいわれた大ホームランを見舞った。

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