2021年の優勝チームはどこか?

今年2021年の優勝チームはどこか?

本命はやはりジャイアンツか?

菅野が残留したことによって、昨年同様に先発陣は安定し、更に3年目の戸郷、田口、サンチェス、メルセデス、そして横浜から移籍の伊納が加わり安定したローテーションを形成。中継ぎも中川、高梨と左腕に2枚、桜井、大竹、そしてデラロサに繋ぐ。

攻撃陣は、梶谷、新外国人のスモークが入り更に厚みを持つ。梶谷、坂本、丸、岡本、スモーク、その脇を吉川、松原らが続きどこからでも点が取れる重量打線が完成。

選手層も厚く、投手、野手ともに豊富。唯一の心配は抑えのデラロサか?

それに続くのは阪神タイガース

韓国で20勝した、アルカンタラ、元、ドラゴンズ(現在千葉ロッテ)で活躍したチェンウエインを獲得。西勇輝、高橋遥加、秋山拓己、青柳晃洋で形成。

アルカンタラは先発ながら、常時150キロを出し、コントロールも安定し活躍の可能性大。

藤浪晋太郎は先発希望だが、適正はセットアッパーか?抑えのスワレスに繋げば勝利は確実。

昨年打てなかった攻撃陣は、大山が一皮むけ、巨人の岡本を超える打棒を期待したい。将来は、ドラフト1位の佐藤、大山、井上の和製クリーンアップが見てみたい。

今年は、15年ぶりの優勝も夢ではない。

昨年Aクラスのドラゴンズは?

昨年同様、福、祖父江、マルチネスの3人のリリーバーがハマればドラゴンズも優勝の可能性はある。

大野雄大が昨年同様に活躍し、福谷、柳、若手の小笠原、梅津が加われば強力先発陣が完成。

攻撃陣の大島、ビシエド、高橋周平は安定し今年も成績は残すだろう。このチームは京田が鍵を握る。打棒が覚醒し、盗塁の意欲が出て来れば30盗塁ができる脚力を持つ。京田が強打になることを願う。

広島は抑えを誰にするのか?

中崎、一岡、が中継ぎが機能して、塹江、ケムナがセットアッパー。そして抑えのフランソアが鍵を握る。

打線の方は、西川の存在が大きい。球界随一のバットコントロールは誰もが認める。昨年覚醒した堂林、鈴木誠也は今年も故障さえなければ活躍は間違いない。先発は森下が柱となるが、野村祐介、九里に続く投手が見当たらず、投手陣は苦しいところ。ドラフト1位の栗林に期待したい。

DeNAはソト、オースティンが鍵を握る

梶谷の穴は、この男が埋める。高いポテンシャルを持ち、控えに甘んじてきたが今年がブレイクのチャンス。セカンドも大砲候補の細川、伊藤らが虎視眈々。ソトが計算できるだけに、オースティンが故障なく働き、佐野恵太が昨年並みの活躍が期待できれば面白い。

投手陣は今永の復活次第。3年目の東も故障からどれだけ、回復したのか? 石田、濱口、左腕の出来がシーズンを左右する。

ヤクルトが大穴

このチームの弱点は何と言っても投手陣。2年目の奥川、ベテランの石川、そして春先にトレードで獲得して先発陣が充実。そして抑えのマクガフが控えます。打線は、村上が筆頭に、山田哲人、覚醒した塩見が核弾頭。台風の目になるチームです。

パリーグはソフトバンクが筆頭

日本ハムから移籍したマルチネスの存在が大きい。そして、セットアッパーの杉山の加入。モイネロ、森のリリーフは今年も万全。3年目のシチュワートジュニアも面白い存在。野手はレギュラー陣が高齢になってきましたが、世代交代が今一歩進んでいるように思えません。その中でも大砲候補のりチャードに注目です。

田中将大のメディカルは?

楽天が新人早川の加入で、投手陣に厚みが出ました。野手は、島内、辰巳、と俊足で好打者が豊富で、浅村も健在。外国人がどれだけ働くのかにかかっています。田中将大は体調に問題がなければ、則本、田中、早川の先発3本柱が形成、抑えに松井裕樹が控え優勝も狙える戦力です。

佐々木朗希に注目

ロッテは、若手野手の藤原、安田、投手では佐々木朗希がローテーションに入れば面白い。160キロの投球が見たい、藤原の豪快なバッティング、外野守備も魅力的でスター選手の器で期待したい。マーティンというお手本も。

オリックスがダークホース

何と言ってもジャパンのエース山本由伸が健在。この大エースを打ち崩す選手がいるのか?2年目の宮城は今年、ブレイクの予感。この2人に左腕田島が続き、投手王国を築くかもしれません。野手では、紅林に注目です。2年目の外国人ジョーンズがどこまでやるか?

ライオンズは今年も山賊打線

機動力があり、重量打線でどこからでも得点が出来るチーム。とにかく投手陣の立て直しが急務。その中でも、今井達也がダルビッシュ並みの速球を投げ、スタミナも充分。コントロールにやや難がありますが、エースの風格が出てきました。先発陣が揃えば、セットアッパーの平良が160キロの速球で、ねじ伏せれば勝機が増える。

日本ハムは若手に切り替える年

戦力的に劣りますが、ここには将来有望な若手が目白押し。万波中正、野村佑希、浅間大基、清宮幸太郎。投手では伊藤大海がエースになる予感があります。新球場会場に向けて、自前でスター選手に育てることが急務です。

公式記録員に抗議してエラーがヒットになった?

広島の菊池選手が先日、エラーをおかしました。

DeNAの1番バッター桑原選手の二遊間の打球に対して、突っ込んでハーフバウンドをはじいてしまったのです。俊足の桑原だったので、タイミングはセーフの可能性が高かったのですが公式記録員の判定は菊池選手のエラーとなりました。これで、昨年から継続していた無失策の日本記録も途切れてしましました。

対戦相手のDeNAベイスターズからもエラーではなく安打ではないか、との異例の要望書も出ていたが、判定は変わりませんでした。

しかし過去には、当事者が記録員に抗議をして判定を覆した選手がました。

ご存じ「喝」のご意見番、張本勲です。

昭和43年4月13日、南海対東映戦での試合。

2回表、先頭の東映の張本が強い当たりのピッチャーゴロを放ち、1塁を駆け抜けセーフとなりました。しかし、公式記録員の判定は一塁手のエラー。東映の大下監督は、ネット裏に走り公式記録員に対し、安打に訂正を求める一幕もありましたが記録はそのまま。

ゲームも3―4で東映が負けてしまいました。

エラーの判定に納得のいかない張本選手は「あれは強襲安打、フォークを上手く打って会心の当たりだったのにエラーにするなんて」と激怒し試合後公式記録員に激しく抗議。審判団も「打球も強かったし安打にしては…」と意見したため、異例の記録訂正となりました。

公式記録員に直接選手が抗議をするなんて、時代を感じさせます。しかも、それで判定が覆るなんて、今では考えられないことが昔の野球にはありました。

たった1人でトリプルプレーを完成させた男

それは東京ユニオンズ対阪急戦での出来事。

1点を追う東京の2回裏の攻撃は、ノーアウトランナー1塁2塁。

バッターは大塚弥寿男が打席に入った。ここで送りバントを試みたが失敗。

カウント2-2からエンドランのサインに代わり、2人のランナーがそれぞれスタート。大塚はセカンドへハーフライナーを放った。

打球は、セカンドを守っていた住友平の正面へ飛び、これをダイレクトキャッチして、まず一死。その直後、素早く2塁ベースを踏んで、飛び出していたセカンドランナーをアウトにして二死。更に、スタートを切っていた1塁走者にもタッチをして3人をアウトにした。

こうして、誰の手も借りずに1人でトリプルプレーを完成させた。

一打同点のチャンスが一瞬にチェンジとなった東京は一体、何が起こったか分からなかった。しかし、野球は分からない。試合はその後、東京が、8回に榎本喜八の逆転ホームランが出て勝利した。

ちなみに、たった1人でトリプルプレーを完成させたのは、現在日本プロ野球において、住友平ただ1人である。

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