打者0人で勝ち投手

千葉ロッテマーリンズの小林雅英が記録

2000年7月2日、函館オーシャンススタジアムのオリックス戦。

ロッテが4-3の1点リードビハインドで迎えた8回裏二死一塁で登板した小林雅英は、2球目に暴投し、一塁走者のイチロー選手が一挙に三塁を狙ったがアウトになった。その直後の9回表にロッテが5-4と逆転し、その裏をウォーレン投手が抑えて小林雅英が、打者1人も対戦せずに勝ち投手となった。

ヤクルトスワローズの久古健太郎

2014年5月3日の東京対タイガース戦での出来事。

1-1で迎えた8回表二死一塁で登板した久古健太郎投手は5球目の前に一塁に牽制球を投げると、一塁走者の大和選手が飛び出して二塁タッチアウトとなった。

その裏ヤクルトが逆転し、9回に山本哲哉投手が抑えて、久古が勝ち投手となった。

勝利投手がセーブの両方を記録

高橋直樹

1974年8月18日の近鉄バッファローズ対日本ハムファイターズ戦での出来事。

この日先発だった高橋直樹は6回二死まで近鉄打線を完封に抑えていた。

クラレンス・ジョーンズ選手に対してノーストライク・ツールボールになったところで高橋投手は一旦三塁の守備に就き、中原勇投手が急遽登板した。

ところが、クラレンス・ジョーンズ四球を出し、再び高橋投手が三塁からマウンドに上がり、そのまま最後まで投げました。

この試合で高橋は、5回まで投げ勝利投手の権利を得て、途中で三塁の守備に就き、その後リリーフ登板して最後まで投げたためにセーブが付きました。

その後、NPBではルールが改正されこのようなケースではセーブが付かないことになった。

この高橋直樹の「勝利&セーブ」のダブルの記録は、日本プロ野球唯一の記録となった。

巨人のドラフトを2度蹴った男

山本昌樹

1971年夏の甲子園予選中国大会の準決勝に進む。岡山4強の一角、岡山東商業と当たるが、8回まで2安打と抑え込み2-1と9回二死までリード。しかし、死球から崩れ惜しくも逆転負けを喫した。しかし、惜しくも甲子園出場を逃したが、中国地方屈指の速球が注目されジャイアンツから5位指名。しかし、これを拒否した。

卒業後は松下電器に入社。松下電器のラジオ事業部に配属。

都市対抗野球では、福間納に次ぐ2番手エースとして活躍し、同年のドラフト10位でまたもジャイアンツに指名されたが、またもこれを拒否した。同じ球団に二度も指名され二度とも拒否をした珍しいケースである。しかも、ジャイアンツだけにレアなケースである。

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