読売ジャイアンツ
何と言ってもON砲が主役。しかし、脇役も見事に徹した。事実、ON以外に20本塁打、規定打席で3割を打った選手はいない。
監督の川上哲治、ヘッドコーチの牧野茂が「ドジャース戦法」を取り入れ機動力、犠打を駆使して勝利に導いた。ブロックサインや守備のフォーメーションを本格的に採用したのはこのV9時代の巨人である。
しかし、ONや柴田勲など、ドラフト前の自由競争時代に獲得した選手らが活躍したのは間違いない。
長嶋の現役最終年に74年にV10が途絶え、翌年、選手長嶋が去り、監督に就任し球団史上初の最下位となる。
センター 柴田勲
レフト 高田 繁
FB 王貞治
3B 長嶋茂雄
ライト 末次民夫
2B 土井正三
SS 黒江透修
キャッチャー 森昌彦
投手
堀内恒夫
高橋一三
城之内邦雄
金田正一
中村稔
宮田征典
関本四十四
倉田誠