20年ぶりの日本人2人目の快挙
大谷翔平がメジャーリーグのアメリカンリーグのMVPに選ばれました。
2016年には日本でMVPを獲得し、二刀流が注目されましたが、メジャーリーグでも出来ることを証明しました。
MLB史上19人目の記者投票で満票を獲得、2001年のイチロー以来、20年ぶりの日本人2人目の受賞となり、岸田総理大臣も異例のコメントを出すほどです。
オールスターで全米に知れ渡る
2017年にアメリカに渡り、初年度、4勝22ホームランで新人王を獲得。
その後、故障してトミージョン手術を行い、段階的に最初は打者として復帰、長いリハビリを経て投手としても再生しました。
そして4年目の今年ブレイク、投手として9勝を挙げ、打者として46ホームランを放ち二刀流として活躍。
しかし、大谷選手の二刀流が一躍全米に広がったのはオールスターでの出場が転機となりました。それまでは、二刀流がアメリカではなかなか認知されてなかったのです。
(アメリカではTo way player というそうです。)
ノスタルジックなベースボール
この活躍により、ブライス・ハーパーは、「子供の時のリトルリーグの頃を思い出した」と言い、ベースボールの本来のあるべき姿、投げて、打って、走る、という事を成し遂げました。
イチローも、20世紀初頭のタイ・カッブや、ジョージ・シスラーなどの記録を呼び起こしましたが、大谷も今年は、二刀流として何度も、野球の神様、ベーブルースと比較されました。
二人ともに、古き良きアメリカのベースボールを全米の野球ファンに思い出させたことも価値があります。近年のメジャーリーグではフライボール革命により、ホームランだけが注目されているのです。野球の原点を私達に教えてくれました。
また、大谷選手は野球選手という位置づけというよりも、最高のアスリートと言っても過言ではありません。身体も、入団した頃に比べると、一回りも二回りも大きくなりたくましくなりました。
非常識を常識に代えた男
今後のさらなる飛躍に期待、いや、一体、今度はどんな驚きを私達に見せてくれるのでしょう。