昨年同様、投高打低のドラフトとなりそうです。
即戦力投手か将来性
その中で、高校生のピッチャーに逸材が目白押し。明桜高校の風間球打、市立和歌山高校の小園健太が双璧。風間は157キロの剛腕、小園は152キロの速球と総合力で完成度の高い本格派。それに続くのは、中学時代に軟式で150キロを記録し、話題となった森木大智。 この3人が高校生投手BIG３と呼ぶにふさわしい。
それに続くのは、この2人。
角度のあるストレートが魅力の天理高校 達孝太郎と中京大中京の畔柳亨丞もパワーピッチャーとして将来性豊かで上位候補。
大学生左腕に注目
大学生は、左腕に注目。西日本工大の隅田知一郎は150キロをコンスタントに出し、評価が高く、すでに西武ライオンズが1位を公言しています。 国立大学 筑波大学の佐藤隼輔は152キロの剛腕左腕。この2人は即戦力として期待されています。
関西大学の黒原拓未、創価大学 鈴木勇斗、法政大学 山下輝、と左腕が目白押し。
右腕は、東北福祉大学 椋木連は149キロの速球と制球力が身上の投手。短いイニングなら即戦力として期待。
そして、東都2部リーグの星、いや、赤星と言うべきか？日本大学 赤星優志の評価が急上昇。秋季リーグ戦では1部昇格。そして2試合連続完封勝利で完成度の高さが伺えます。
打者は大学生BIG３
トップに君臨するのは、六大学のスラッガー正木智也。慶應大学34年ぶりの大学選手権、優勝の立役者。センターから右方向へホームランを打てるスラッガーで、東京六大学通算本塁打10本を記録。右打者では一番の評価を得ています。
ブライト健太は今春突然ブレイク。50メートル5秒8の俊足、強肩、鋭いスイングで長打を期待できる外野手。荒削りですが、3拍子揃った将来性の高い選手。
鵜飼航丞は100キロの体格から遠くへ打球を飛ばすことが魅力ですが、身体に似合わず俊足、強肩でバックスクリーン直撃弾を放ちました。
2刀流の高校生
高校生では、2刀流の岐阜第一の坂口樂が筆頭。143キロの速球を投げる左腕ですがプロでは打者で評価。力強く放たれた打球は、とても高校生とは思えないほど。同じ中京地区から愛工大名電の田村俊介。こちらも2刀流で145キロを投げ、高校通算32本のホームランを放った。左腕ですが3塁を守ったこともある野球小僧。是非、プロ野球で左のサードを見てみたいと期待させる逸材。
社会人は柴田大地
なんと言っても156キロのストレート、そして147キロの高速スプリットを投げるパワーピッチャー。クローザーを任せるには適任の即戦力。遅咲きの苦労人がプロ野球に挑む。
左腕は山田龍聖がドラフト候補に上昇。キレの良い速球153キロの速球とスライダーが武器で高卒、社会人3年目と若く、伸びしろも十分あります。
社会人硬式野球クラブチームの変わり種
BBCスカイホークス 渡辺一生は日本野球連盟には加盟していないチームに在籍する変わり種。実践経験不足が懸念されますが、ストレートに力があり、スライダー、チェンジアップを自在に操る左腕。プロ入り後、本格的な指導を受ければ大化けする将来性豊かな左腕です。
さて、今年は、一体、どんなドラマが待ち受けているのでしょうか？