日本プロ野球初物語打者編

初の猛打賞は誰か?

この最初の試合で達成し、大東京の2番打者の木全竹雄外野手と8番村川幸信捕手が共に3安打ずつ放ちました。この試合はわずか2時間10分で終了。

初のホームランはなんと!

公式戦の第一号のホームランを放ったのは、公式戦が始まって12試合目の事。

阪神の19歳の2番バッターで後の大洋で監督を務めたこともある藤井勇。センターが突っ込み過ぎて後退した当たりで、なんと、ランニングホームランでした。

このプロ野球誕生初のホームランは、脚光を浴びませんでしたが、2リーグ分裂後に記録が重宝されることになり再び、藤井勇の名が世に出ることとなりました。

1試合初の2本塁打の選手

球界初の三冠王、巨人の中島治康ができたての後楽園球場で、創立2年目に打ちましたが、初の3ホームランまでには7年かかりました。

昭和17年7月11日がその日で岩本義行が放ちました。神主が祝詞を詠むスタイルは、バットを体の前で垂直に立てて構える神主打法。戦前はこの1回しかありませんでしたが、記録を塗り替えて1試合4本打ったのもこの岩本。

1試合4本塁打も

昭和26年8月1日、長野県の上田球場。1回にまず1発。2打席目は凡退しましたが、続く3打席でそれぞれ違う投手から3本を追加。合計4本を打ちました。この試合は大乱戦で松竹が17点、相手阪神が12点で岩本の打順も6打席目が回ってきました。いい当たりを放ち、レフトスタンド直撃の3塁打でしたが、あと、15cmから20cm打球が高かったら5ホーマーに。惜しい当たりでした。

昭和25年に2リーグに分裂し、セ・リーグのホームラン1号も岩本。3月11日、下関での38歳の誕生日に満塁ホームラン。また、ナイター初のホームランも放ちました。

ちなみにパ・リーグの第1号は、同じ日で戸倉勝城のプロ入り初ホームランのおまけ付きの一発。パ・リーグのナイター第一号もこの戸倉なのだから面白い。

初の1イニング2ホーマー

V9監督の川上哲治で、球界初の100本塁打もこの川上哲治。

唯一無二の、初の1試合2満塁ホームランは「月に向って打て」の名文句を残した飯島慈弥で、いずれも昭和20年代の記録。

初の1試合スイッチホームラン

昭和50年、沖縄での大洋対広島戦で、リッチー・シェーンが、大洋の2投手から右、左の順でホームランを放ちました。

その他、代走で起用されたあとの初打席でホームランの1号は高木守道。代打での初打席初ホームランは昭和41年の小室光男。

初打席満塁ホームランは巨人の駒田徳広で、その後満塁男の異名を持つことに。

まだまだ初づくしは、探せばいろいろ出て来ることでしょう。

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